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ノン・プロフィットとプロフィットとボランティア
ウチのオーナーはかなりの変わり者である。

かれこれ知り合って13年にもなろうか。
当時の彼の仕事は大企業の部長職で、そのまま会社に残留していれば役員にさせられたそうであるが、それを放り出してあっさりと退職してしまった。
それで今はNPO法人の代表を務めているのであるから、変わり者を通り越して変人である。

平成10年3月、NPO法が可決された。
この時クローズアップされたのが阪神淡路大震災被災地へ向かったボランティアの人々の姿である。
彼らの自発的な活動が法案成立を陰で後押しした事は言うまでも無い。

NPO法可決以前の市民活動団体は、いわゆる草の根運動的な所に端を発し、同じ問題意識を持った有志が集まって活動を展開していたものである。
しかしその規模が大きくなれば、当然組織化の必要性が出てくるし、会合を開くにも大きな施設を借りる必要が出てくる。
人が集まれば当然カネが掛かるが、手弁当にも限界がある。
枯れ木も山の賑わいなのか、私も半ば強制的に会合に出席させられていた。
パネラーは圧倒的に関西の方が多かったが、これは問題意識の差なのであろうか。
当時の「市民活動」の状況というのは切羽詰ったものがあった。
独居老人のための給食サービスをしているというパネラーが盛んに訴えていた。
資金不足と作業場確保の問題は特に深刻で、目の前に転がっている問題から目を反らす事も出来ず、自腹を切って活動を続けているというのが、何処の団体にも共通する状況であった。

NPO法はこれらの市民活動団体の社会的認知度を高め、活動のための資金調達や事務所の確保をし易くするために法人格を与えるというものである。
当時はその活動実績と公益性が法人認可の重点項目とされていたが、可決から7年を経ようとしている最近ではどうも、、書類を調え2ヶ月の縦覧期間を経れば、、という所も、確かに、ある。

当時色々と調べた中に、米国にはタイムダラーという制度があった。
近年日本でも西日本を中心に、このタイムダラーを地域の互助制度として運営しているNPO法人が増えてきている。
自分が社会参加した時間を貯める事ができ、将来自分が困った時に堂々と誰かに助けて貰えるという制度である。
この堂々とという所がポイントであって、他人様に迷惑を掛けてはならないという古来の躾も有ったから、高齢者ほど「世話になる」という事に対して、抵抗感が強い傾向があるようだ。
しかし大家族制度が崩壊し、追い討ちを掛けるように少子化が進み、高齢者を観る目が益々減っていく中でのもう一つの選択肢が独居死となると深刻な問題である。
逆にカネを払ってとなると我侭放題だったりしますからw、プライドを曲げずに堂々と世話になれるタイムダラー制度はもっと広まって欲しいものだ。

7年位昔の事であろうか、友人が知的障害者の作業所でスタッフとして働いていた事もあり、私もポプリを売らされたり(w自発的です)委託販売してくれるショップを探したり、仲良くなった通所者と友人と3人でよく遊び歩いていた。
だが私はそことの関わりを断ち切った。
時々思い返す言葉がある。
「カネのある奴はカネを出せば良い。知恵のある奴は知恵を貸せば良い。力のある奴は手を貸せば良い。」
私が小学生の頃、当時有名だった政治評論家がCMの中で言った言葉だった。
であるので、私は善行であるからという理由だけでの参加はしない主義なのである。
断絶を決めたのは、その友人の母親の「良い事だから」という一言であった。
この良い事という言葉の意味が余りにも不明確で、意義付けも定義付けも曖昧で、内向きの意味にも捉えられ、何とも居心地が悪く感じられる。

社会参加活動もボランティアも自発的な参加が原則である。
何が問題なのか、自分はどんな形で参加するのが良いのかを良く考えないと、ただ人手として使われるに過ぎなくなるように思う。(でも、まぁ、お付き合いで参加するのも、否定はしませんが)
日本語ではボランティアという言葉はタダという意味で使われる事がいまだに多いようであるが、本来の意味は社会貢献であったはずである。
自分達の社会に貢献するのだから、当然参加する人にも利益は還流してくるのでノンプロフィットが原則なのだろうが、私はその問題と目的、対効果がはっきりしていれば、対価を得るプロフィット型の参加でも良いと思っている。
逆にタダでという美徳意識の下に、問題意識も無いまま参加する方がかえってややこしくなる。

日本人はまだ、この辺りの整理が出来ていないように思う。
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